Case1 [ノーマルフェンダーのままDressUP] 後期200ZRは御存じのとおり日本国内専用のモデルである。とういことは海外輸出用モデルおよび国内300系は全てワイドボディであり、後期型の流線形ボディにいわゆる「ナローフェンダー」を装着しているのは200ZRのみということになる。まずは、200ZR最大の特徴である「ノーマルフェンダー」のままドレスアップする際のポイントを紹介したい。
[Point1 社外エアロ] 200ZRのボディはアバウトに考えると前期型と後期型の中間的存在と言える。各パーツを選ぶ際のポイントは以下の通り。 後期200ZR用のスポイラーは数社からラインナップされている。定番なのはTBOの最高速仕様スポイラーとRS
YAMAMOTOのフロントリップスポイラーか。またエアロパレス社からもリリースされている。価格的にはRS
YAMAMOTO製が一番高価だが、出来は一番と言える。また、フェンダーの違いから200ZRに300系用の物を装着すると隙間や歪みが出るので加工が必要。購入の際には確実に200ZR用の物を。また海外メーカー「Kaminari」製フロントスポイラーやヨーロッパ輸出用純正オプションフロントリップスポイラー等も全て300系用設計なので、200ZRに装着する際には加工が必要。 Modern
Garage社やBOMEX社からリリースされている主に前期型用のバンパーごとすっぽりかぶせるタイプのスポイラーは、多少の加工で装着可能なようである(メーカー談)また、前期型ようのバンパーの下の部分にかぶせるタイプのフロントダウンスポイラーは後期型には装着できない。 後期200ZR専用のものはもちろん、前期型用のものが問題なく装着可能。ZSport・エアロパレス・30R・ModernGarage社等からリリースされており、比較的選択肢は多い。ただし、ホイールベースの違いから、2シータ−と2by2では互換性がないので注意。また、後期300系用のものはフェンダー形状が違う為、装着には加工が必要となる。 リアスポイラーは、前期/後期・2シータ−2by2すべてに互換性がある。TBO・エアロパレス社等からリリースされている。ただし、いわゆるウイングタイプのスポイラーを選ぶとなると、「Kaminari」等の海外製品か、他車種用の物を流用するしかない。Z31ハッチバックの形状上、ウイングの「足」の部分を固定する面積が狭いので、他車種用を流用する場合はそのあたりを考慮して選ぶと良い。
[Point2 純正パーツ] 外装パーツは主に前期型の物が流用可能。ただし、2シータ−と2by2では互換性が無い物があるので注意。以下は主なパーツの互換表。 フロントフェンダー ボンネット ドア&リアハッチバック&Tバーガラス
Case2 [後期300系風ワイドボディ化] マイナーチェンジで登場した(正確には50アニバーサリーモデルが最初だが)ワイドボディは、非常に魅力的なスタイリングである。車幅的には僅かな差なのだが、その迫力はナローボディとは大きく異なる。ここではお手軽にワイドボディ化する方法から、ワイド化した場合のエアロパーツ選びのポイントを紹介したい。 ワイドボディの「肝」とも言えるフロントフェンダーは後期300系の物が問題なく装着できる。このとき、フェンダー内側の「どろよけ」も同時に交換すると良い。新品は片側6万円オーバーと非常に高価なので、中古を使用するのがベストだが、300系の解体車は滅多にないので、ネット上の解体車情報やオークション等をまめにチェックするしかない。また、ウエストヨコハマ社からはFRP製のものも発売されているが、強度的にもお勧めできない。当然ながらフロントスポイラーは300系のものを装着することになる。 リアフェンダーはフロントフェンダーの様に簡単には移植できない。そっくりそのまま300系ボディを再現しようとすれば、リアのクオーターパネル付近に大幅な溶接等が必要となり、当然費用も膨大なものとなる。手頃な価格でワイド化したいのならば、リアはいわゆるアニバーサリータイプのオーバーフェンダーで済ませるのがベタ−か。これなら数万円の出費で済む。このオーバーフェンダーもウエストヨコハマで購入が可能。 ワイドボディ化した場合、当然200ZR用のサイドステップを装着するには加工が必要になってくる。それならば300系の物を装着すれば良いと思だろうが、リアにオーバーフェンダーを装着した場合、やはりリア部分に多少加工が必要になる。一番簡単なのはアニバーサリータイプのオーバーフェンダー&サイドステップをセットで購入、装着する方法。これならば確実。あとはデザインの好みになるが・・・ 注:フェンダーをワイドタイプに変更した場合、当然ながらホイールのオフセットを変更する必要がある。(そのままでも走行は可能だが、見た目が悪い)そのままのホイールを使用する場合は、20mm程度のスペーサーを入れればほぼジャストサイズ。ただし、リアにオーバーフェンダーを装着する場合は、既存のフェンダーの爪折り加工が必要になる。
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