一般的には「前期型が赤ヘッド」「後期型が黒ヘッド」と認識されているが、実は「後期型に近い赤ヘッド」も存在している。(R31後期に搭載)
[主な特徴] 前期赤ヘッド 初期型のRB20DETエンジン。赤いカムカバーが装着されていることから「赤ヘッド」と呼ばれている。 中期赤ヘッド 外見上は赤いヘッドカバーが搭載されており、一見すると「前期赤ヘッド」の様だが、中身は限り無く「黒ヘッド」に近い。 後期黒ヘッド プラグカバーが黒く、カムカバーがシルバーに変更された事により、「黒ヘッド」や「シルバーヘッド」と呼ばれている。
性能の違い [大きなポイントは3つ] カタログスペックで20psの差はいったいどこから?
[出力差に関係する機器類] インマニ 前期赤ヘッドでは、「低回転時には細く長いポート側が開き、高回転では太いポート側も開く、可変吸気ツインポート」が採用されているが、これがネックになり出力が低い。またサージタンクの容量も小さい為、高ブーストをかけてもエンジン内部に吸気が間に合わず、結果的に出力が上がらない。 ヘッド 具体的にどのような形状変更をしたのかは定かでないが、後期型では改良されている。 スロットルセンサー RB20エンジンには前期・後期問わず、「スロットルスイッチ(アイドル接点)」が存在し、アイドリング状態と加速状態を判断して燃料補正しているが、中期以降には更にスロットルの開度を判断する「スロットルセンサー」が追加された。
[その他の変更された機器類] エアフロ 前期赤ヘッドと中期以降では、センサーの駆動電圧が変更になっている。 エアレギュレター インマニの形状変更に伴い、これらのセンサーも形状が変更されている。 パワトラ 熱対策が施され、コネクタの形状も変更されている。 |